薬とケアで生まれるコミュニケーション
コミュニケーションが取れない状態
認知症の症状が進行した状態では、
・攻撃的行動
・暴言
・興奮状態
・鏡現象(鏡に映る自分が誰だかわからなくなる)
などのBPSDにより、認知症本人とコミュニケーションをとることが難しく、ケアなど出来る状態でないことが多いです。
投薬でコミュニケーションを取りやすくする
そこでまずは投薬によって、コミュニケーションを取りやすい状態にします。
投薬によって、
・イライラがおさまる
・周囲からの呼びかけにもはっきり答えられるようになる
といった効果が臨床現場で実証されています。
コミュニケーションを取れるようになってからケア
コミュニケーションを取れるようになることで・・
・周りの人が安心する
・本人のコミュニケーションがとれないためのストレスがなくなる。鏡現象や攻撃的行動がなくなることにつながる。
言葉によるコミュニケーションがとれなくても、手を握るや視線を合わせるなどといったコミュニケーションを取るように心がけてください。
コミュニケーションが取れるようになれば、ケアを入れやすくなりますし、ケアの効果も高まる傾向にあります。
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