レビー小体型認知症

レビー小体型認知症の特徴

 レビー小体型認知症はアルツハイマー型認知症の次に多いとされている認知症です。
 1912年、ドイツの脳の病理学者であったフリードリッヒ・レビーが、パーキンソン病患者の脳にレビー小体という構造物を発見しました。1976年以降、レビー小体が認知症患者の多くに出ていることが発見され、1996年にはレビー小体型認知症という名前が提唱されました。

 

  • 男性に多い病気です。
  • 進行はなだらかです。
  • 機能低下が全体的に進みます。
  • 被害妄想が起こりやすいが、人格は保たれます。

レビー小体型認知症の症状

 レビー小体型認知症の症状を紹介します。

 

 認知機能の変動が激しく、その時によって頭がはっきりしていたりそうでなかったりします。
 また、そこにはいない人や犬、虫などが見える幻視が特徴的です。本人にとっては紛れもなく見えているので、周りの人は惑わされます。この症状から統合失調症と誤診されることもあります。特にレビー小体型認知症の人が抗精神病薬を服用すると、激しく副作用が出ることがあるので、診断には慎重を要します。
 そして、手足の震えや動作の鈍化、足がなかなか動かなかったり、筋肉のこわばりといったパーキンソン病の運動障害が現れます。

 

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