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DHAでアルツハイマー発症予防 iPSで確認

 iPS細胞を使ってDHAが同病の発症予防に役立つ可能性があることを確認したと、京都大iPS細胞研究所の井上治久准教授らのグループが発表しました。
 グループの研究内容は次の通りです。

  1. アルツハイマー型認知症患者の皮膚細胞からiPS細胞を作製した。
  2. それを神経細胞に変化させ、アミロイドベータの過剰蓄積病態を再現した。
  3. 細胞にDHAを投与した場合と投与しなかった場合で比較。DHAを投与した場合、細胞死の割合は15%で、投与しなかった場合は32%だった。

 アミロイドベータの過剰蓄積がアルツハイマーの原因であることは知られていましたが、そのメカニズムの一部が明らかになったのは初めてのことです。
 また、DHAが発症予防につながる実験結果となりましたが、イワシなどの青魚を食べることとの関係はまだ不明です。

 

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