認知症症状「トイレが間に合わない」｜家族でできる介護

トイレが間に合わない

　認知症の母がときどきトイレに間に合わず失禁してしまいます。どう対処したら良いでしょうか？

 

感情を傷つけないようにさりげなく始末

　認知症になっても”恥ずかしい”と思う感情があります。本人のプライドを傷つけないように、失禁の始末はさりげなくしましょう。

 

トイレのサインを見落とさずに声をかける

　よく観察するとその人の「トイレのサイン」が分かるようになります。そのサインを見落とさずに、事前に「トイレに行きましょうか？」などと声をかけましょう。

 

時間を決めてトイレに行かせる

　認知症が進むと、尿意や便意が分からなくなることもあります。当然トイレのサインを出しません。そうなった場合は、時間を決めて声をかけ、トイレに行ってもらうようにしましょう。

 

トイレの場所や環境の工夫

　トイレの場所が遠かったり、わかりにくい場所にあったりすると失敗につながりやすいです。可能であればトイレの近くの部屋に移ってもらいましょう。難しければ、携帯トイレを使うのも良いでしょう。
　万が一のことを考えて、トイレの鍵は外からでも開けられるものにした方が良いでしょう。

 

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