認知症の患者を病院に連れて行くのは難しい
昔、認知症は痴呆症と呼ばれていました。あまり良くない印象があるため現在は認知症と言われています。私の祖父は初めのうちは「最近ボケが始まったのかもしれない」と余裕を見せながら言っていましたが、徐々に悪化していきました。昔の出来事と現在の出来事が混合して話をするため聞いていると何を言っているのかわからなくなるのです。
また、自分が物を忘れてきた時でも他人にとられたというようなことを言い始め、困りました。自尊心が強いのかそれとも本当にとられたという記憶が脳に刻み込まれているのかはわかりません。病院に受診させることも一苦労です。病気ではないのだからと行きたがりません。
そこで私たちは、健康診断を口実に受診させることにしたのです。さらに、最近もの忘れが激しいと言っていたので何か病気かもしれないと説得したら、何とか成功しました。
認知症は、本人はあまり自覚症状を感じない病気です。ひどくなるごとにもの忘れが激しいということ自体も気付かなくなるようです。できる限り早めに病院で診察してもらうことが、早期発見と治療につながります。認知症の初期段階では、本人を病院に連れて行くことは大変です。しかし、根気良く説得して良かったと思っています。
認知症の患者を病院に連れて行くのは難しい関連ページ
- 認知症かと思って慌てて病院に
- 最近物忘れが激しくて、すぐに何をしようとしていたのか忘れてしまうことがありました。
- 初期の段階で認知症がわかったので
- 母の様子がどうも最近少しおかしかったので、もしかして認知症なのではないかと思ってしまいました。
- 認知症の家族がいるのは大変ではありますが
- 祖父が認知症とわかりました。それもかなり進行をした状態でした。これから介護が大変かと思っていたのですが、思っていたほど苦労をするというものではありませんでした。
- この症状が出たら認知症を疑おう
- 年だから仕方ない、物忘れがひどいだけと安易に思い、放置しているのは非常に危険と言えます。